⑧警察署に行って その1

詐欺と気づいた次の日、どうにか朝起きることができました。仕事にいくことができましたが、騙されたことが頭から抜けず、仕事に集中できませんでした。騙されたお金は戻ってくる可能性はないと思いましたが、身分証明書のデータを送付していたので、そのことが心配でした。上司に事の概要を伝え、早退の許可をもらいました。

警察で担当してくれたのは、刑事課の知能班という部署でした。詐欺までの経緯などを伝えました。また、弁護士さんに調べてもらったことも伝えました。

警察の見解では、詐偽として立証するのは難しいと言う事でした。一番難しいのは、サイトのサーバーがアメリカにあるので、調べることも困難であることや、一度資金を出金できていることから詐欺に該当するかが微妙だといっていました。

被害届を出してもお金がもどってくる可能性は少ないということで、今回は被害届を出すことは断念しました。ただ、様々な状況を集めることで犯人を特定する手がかりになるかもしれないということでした。

約3時間でしたが、刑事さんは真摯に聞いてくれたので、少しは気が楽になったと思います。

もし、被害に遭われたら、まず警察に行くという行為は、大切だと感じました。